対人的なやり取りにおいて、お互いの意思疎通をスムーズにするための能力。
人を理解することであり、自分を他人に解ってもらうこと。
コミュニケーションスキルは、社会といったあらゆるシーンで他人との人間関係を円滑に構築するために非常に重要な能力になります。
1 人間関係を築く
「日常的な人と人とのつながり」のこと。人間関係を築くには、自分を知ってもらうことや相手を理解する姿勢が重要です。
初対面の人には「はじめまして」といったあいさつから始め、徐々に関係を深めます。
すでに知り合いとなっている人に対しては、一歩踏み込んだ会話を交わすなど、関係の度合いによって適した対応をします。
2 情報を共有・交換する
人間は双方が知っている情報を互いに提供し合ったり、自分が知らなかった情報を吸収したりするためにコミュニケーションを取ります。
具体的な行動パターンには、報告・連絡・相談などがあります。
これらの行動パターンを通して互いの理解がより一層深まり、良好な人間関係を築くことにつながります。
3 相手に働きかける
「相手に働きかける」というのは、自分の意図する方向へ相手を導き、行動を促したりすることです。コミュニケーションによって相手の協力を得るという目的もあります。
行動パターンとしては、説得・依頼・指示・命令などがあります。
1.言葉を使用するバーバル表現
・相手と会話をし、耳で言葉を聞く。文章の読み書き。
コミュニケーションのほとんどは言葉を用いて行われています。ここからバーバル表現は非常に重要な役割を担っています。
2.非言語のノンバーバル表現
・視線を送る、表情から読み取る、ジェスチャーで伝える。
言語の違いから「言葉での表現は通用しなかったがこの表現で乗り切った」という話も耳にします。
日本経済団体連合会が2017年に実施した「新卒採用に関するアンケート調査結果」では、新卒採用の際に選考で重視する点として「コミュニケーション能力」が15年連続で1位となっています。
今後もコミュニケーション能力が求められていくでしょう。
特に、ビジネスシーンにおいては、コミュニケーション能力をさまざまなシーンで発揮できる点が重要視されており、認定講座で身に付けたり診断テストなどでその能力を測ったりする機会も多く見られます。
1.相手が要望(聞きたいこと、見たいこと)がわからない
相手側の聞きたい、見たい、知りたいといった欲求を推し測ることができない人がいます。
いくら接触回数を増やしても、相手の理解が進まず、コミュニケーションが成り立たない状況が生じてしまいます。
2.感情を理論によって伝えようとする
相手の感情を喚起できず、コミュニケーションを論理的に展開しようとする
相手の心を開くのは、論理的な説明ではなく、心の動きといった感情が伴ったものだけです。
音楽や芸術が人の心を動かすように、説明や説得だけで相手と真のコミュニケーションを取ろうとしてもそれは不可能なのです。
3.会話力はあるのに気が利かない
会話が多ければ、コミュニケーション能力が高いというわけではなく議論・共感・情報提供がバランスよく組み立てられていなければ相手の気を引くことはできません。
「話が通じない」「論点がずれている?」などと感じたことはありませんか?
会話力のない人にはどのような特徴があるのか見てみましょう。
1.うわべだけのコミュニケーション能力に頼る
相手の話に同調していないにもかかわらず「そうだ、そうだ」とイエスマンになったり、相手の意を汲もうとせず時間の経過だけを待っていたりするような不毛な会話が該当します。
表面的なことにしか触れない上辺だけの会話しかできないのは、コミュニケーション不足の特徴といえます。
2.敬意がない(相手を敬う気持ちがない)
- 失敗に対して謝罪をする
- 苦手な相手と商談する
といったピンチの場面でも、敬意があれば相手の心を開くことができます。敬意がなければコミュニケーション能力が低いとみなされても仕方がありません。
3.相手の要求がわからない
ニーズを察知し、それに対して提案・交渉することはビジネスの基本といえます。
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- 相手の要求を読み取れない
- 要求がわからない
相手の要求、気持ちを読み取れなければいかなるビジネスシーンであっても、その人はコミュニケ―ション能力が欠如した人という印象を与えてしまうでしょう。
某自動車メーカーや他の大手メーカーでも教育につかわれる本を2冊ご紹介します。
この本を何度も何度も読み、自分の武器として習得してください。
(わたしはこの本1冊の知識で、大手メーカーの巨大製造ラインで、日本人・日系ブラジル人・中国人・フィリピン人をコントロールできていました。また今でも当時の知識が役立っています。)
【7つの習慣】
気くばり力。
あらゆるビジネスのシーンでこれができていない人は結果を出すことは出来ていないのではないかと思います。
すべては【タイミング】と大きな関わりをもっています。
成功の秘訣は、お礼をいうタイミング、謝罪するタイミング、説明するタイミング、発言するタイミング、行動するタイミングに繋がるのです。
【一流の気くばり力】